母子手帳と初期検査

母子手帳と初期検査

 妊娠初期(妊娠10週ー妊娠12週ころ)に行う、初期検査は自治体により異なりますが、おおよそ下記のような内容です。


血液型(Rh式)検査

貧血検査

梅毒検査

B型肝炎検査

C型肝炎検査

風疹検査

ヒト免疫不全ウイルス検査(HIV)

ヒトT細胞白血病ウイルス検査(HTLV-1)

不規則抗体検査


 初期検査を始め、妊娠中の検査の多くは自費検査になります。
 自治体によって控除額は異なりますが、自費負担分は公費で控除されます。控除の補助券は、母子手帳に添付されています。
 妊娠初期検査を受ける前に、自治体に母子手帳の交付を申請します。母子手帳の交付申請について、妊娠8週-妊娠9週ころに説明いたします。

水痘(みずぼうそう)や麻疹(はしか)は大丈夫ですか?

 水痘(みずぼうそう)や麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)などは、妊娠中に感染するとおなかの赤ちゃんに重篤な影響を及ぼす場合があります。
 お母さんが終生免疫を持っている場合は、おなかの赤ちゃんは安全ですが、終生免疫がない場合、妊娠期間と産後には注意が必要です。
 現行の予防接種法では、麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)は定期接種(強制ではないが基本全員接種)になっていますが、水痘(みずぼうそう)や流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は任意接種(希望者のみ接種)になっています。
 これまでたびたび予防接種法が改定されたことにより、各世代で定期接種の内容が変わり、“ご自身のワクチン接種歴が不明、または幼少期の感染状況が不明” という方がいらっしゃいます。
 妊娠された方、または妊娠のご予定がある方は、赤ちゃんに影響がある感染症の終生免疫について、一度、医療機関でご確認ください。
 当院でも、ご希望の方には、以下の感染症について抗体検査を行っています。


水痘(水ぼうそう)IgG

先天性水痘症候群、周産期重症水痘

麻疹(はしか)IgG

流早産、胎児死亡、先天性麻疹

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)IgG

胎児死亡、新生児呼吸障害、新生児血小板減少

サイトメガロウィルスIgG

巨細胞封入体症、神経学的後遺症

ヒトパルボウィルスB19(りんご病)IgG

胎児貧血、胎児水腫、胎児死亡